母乳育児のメリット

<ユニセフのホームページ「最も費用対効果が高い、赤ちゃんを守る方法」より抜粋>

http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2013/pres_13_25.html

 

完全母乳で育った子どもは、そうでない子どもに比べて、生後6か月を生き延びる確率が14倍も高くなります。

生後すぐに母乳を与えられた赤ちゃんは、新生児期に死亡するリスクが最大45%も減ります。

加えて、母乳育児は子どもの学習能力を高め、肥満や慢性疾患などの予防にも効果があります。

 

 

アメリカとイギリスにおける最新の研究では、母乳で育てられた子どもは、そうでない子どもに比べて病気にかかることが少なく、医療費負担が少ないことがわかりました。

ユニセフ/WHOは、生後6か月間は完全母乳を行い、2歳またはそれ以上まで母乳を与え続けることを推進しています。

WHOは、母乳は食事よりも栄養素数が豊富であると判明したため、離乳食開始後に授乳回数が減らないよう積極的に分泌量を維持する指針を発表しています。

 

 

2016年 世界的に権威のある医学誌 『ランセット (The Lancet)』 が発表

★母乳で36兆円の経済損失回避、

賢く 高収入の子どもが育つ。母の乳ガンリスクも大幅に減少させる

論文は、母乳は寿命を「劇的」な向上に導く と結論づけている。
「知能も増す」とし、母乳を与えないことが原因の、認知力低下による2012年の世界経済の推計損失額は、約36兆円に達したという。

調査では、1年以上母乳で育てられた子どもは、1カ月間のみ母乳育児で育てられた子どもに比べ、学力テストの点数がより高く、おとなになってからより多くの収入を得られる、ということが明らかになっています。また、長期間母乳育児を行うことで、年間約2万人の乳がん患者の死を回避できる、としています。

 
なお、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインでも「授乳期間5か月ごとに2%の乳癌発症リスクが減少していく」事が示されています
 
世界癌研究基金(WCRF)と米国癌研究機構(AICR)は膨大な調査と研究結果を分析し、がん予防10か条を発表しました。
 
 1 体重管理、2 運動、3 高カロリー食品と高糖分飲料を避ける、4 植物性食品をメインに摂る、
 5 肉を控えて加工肉は避ける、6 飲酒を控える、7 塩分制限とカビ(青カビではなくアフラトキシン)を避ける、
 8 サプリメントをとらず、食品のみから必要な栄養をとる
 
 9 母親は母乳育児をしっかり6か月以上おこなう。
    また、乳児期に生後6か月間は完全母乳のみ(水も与えない)で育てられ、その後も継続されること
  (↑「この勧告は特別の意義があり、小さい時から一生のガン予防を考えるべき」という注釈も加えられています) 
 
 10  癌生存者も上記に従う
 

★長期の母乳育児で母の健康寿命が向上

長期の母乳育児が、乳ガン・卵巣ガン・子宮体ガン・子宮内膜ガン・卵巣ガンに対する予防効果の高い事は有名ですが、

メタボリックシンドロームの発症抑制効果も、母乳育児期間が長い方ほど予防効果の高い事がわかりました.

また、1年以上の母乳育児期間があった場合、母の高血圧・2型糖尿病・高脂血症・心血管性疾患等の発症リスクも大きく下げることが明らかになっています。

「Obstetrics & Gynecology(著名な産婦人科医学誌)」が2008年と2009年に発表

 
 ★母乳と子どもの知能指数との関係、より明確に

母乳を与える期間が長いほど、子どもがより賢くなると結論づけた。

2013年 医学誌「JAMA Pediatrics(小児科学)」が発表


 
 

★完全母乳育児期間が長いほど肥満になりにくい

論文タイトルは「完全母乳の期間は幼児の過体重リスクと逆相関する」。

米国栄養学会『ジャーナル・オブ・ニュートリション』が発表

 
 

★産後早期からの母乳育児が、思春期までの運動発達能力を延ばす

論文タイトルは「母乳育児と運動発達」。

2016年 オーストラリアのノートルダム大学が発表

 
 

★母乳育児で子宮内膜症リスクが激減する

母乳栄養を合計36か月以上行った女性は、母乳栄養を行わなかった女性に比べ、子宮内膜症リスクが40%低かった。

母乳育児の期間3か月増につき子宮内膜症リスクは8%低下していく。

2017年 BMJ(British Medical Journal)が発表